音程がわからない方へ③『完全グループについて』



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それでは、音程の第3回目いってみます。

第2回はこちら♩

音程が分からない方へ②『大事な2つのグループ』

2018年5月11日

前回はこちら、大事な2つのグループをご紹介しました。

こちらでしたね。
皆さん、覚えられましたか??

それでは、今回は「完全グループ」の方について詳しく見ていくことにします。


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完全グループ

完全グループ、それは1度、4度、5度、8度のことでございます。

指と口で数えて、1、4、5、8のどれかであれば、このグループに属します。

数え方はこちら♩

音程が分からない方へ①

2018年3月6日

では、これはどうでしょう??
ドーミです。

こちらは、3度になりますよね。
ということで、これは完全グループではないですね。

ではこちらは??
ドーソです。

これは、5度です。
ということで、完全グループですね!!

グループへの振り分けはOKだと思いますので、もう少し突っ込んで見ていきましょう。

わからない方はこちら♩

音程が分からない方へ②『大事な2つのグループ』

2018年5月11日

一つずつ見ていくことにします。

1度

1度についてです。
これは、とても簡単ですよ^-^

上の表を見ていただけると分かると思います。

同じ高さの音の距離、例えば表の左上、ドードがありますよね。
これ、数えます。

数えると1度ですよね。

あ、そうそう、同じ高さの音は1度なんです。

比較として、ドーレは2度ですよね。
ということで、

ドード(同じ高さの音)は、1度ということになりますね。

で、話を戻して…

同じ高さの音の距離は、問答無用で完全1度と答えれば正解となります。

「1度だ!」と思ったら、その前に「完全」というワードを加えてあげてください。

完全1度です!!」

これで、テストで丸です^-^

どうでしょう、簡単ですよね!

8度

それでは、8度を見ていきましょう。

8度というのは、例えば、ドー高いド…

まぁ、こういうことですよね。

これらも、すべて数え終わったら完全をつけてください。

完全8度と答えれば、正解となります。

あ、ちなみに、この完全8度のことをオクターブと言います。

よく、「あの歌手は、4オクターブ出せるんだよ!!」とか言いますよね?

あれです。

4度

では、4度です。

はい、えーとこれも全部、完全4度となりますね。

 

「?」

 

「ぬお!!」

なんと、ファーシだけ違いますね!!
ファーシは増4度でした。

そうなんですね、これ実に間違えやすいんですね。
というか、その事実をふと忘れてしまうということが多いです。

なので、ここだけ注意してみてください。

ということで、

ファーシは増4度、それ以外は完全4度です

5度

それでは最後、5度についてです。

お、これは全部、完全5度ですね^-^

「?」

 

「まぁーーーーーーー!!!」

 

これまた、シーファだけ減5度ですね!!

そうなんです、これも実に間違えやすい。
いや、先ほどの増4度とセットで忘れがちになる箇所なんです。

ということで、

 

シーファは減5度、それ以外は完全5度 です


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増4度?減5度?

それでは、なぜ増4度、減5度というものがでてくるのでしょうか?
それ以外は完全なのに…

ギターの指板で確認してみましょう。

増4度

まずは、4度です。

完全4度は、ドーファ、レーソ、ミーラ、ソード、ラーレ、シーミでした。
増4度は、ファーシ。
では、ギターの5弦と4弦をつかって位置関係をみてみます。

上の指板の赤四角は、完全4度です。
1箇所だけ緑四角、位置関係の違うところがでてきますね。

そう、ここが増4度です。
ファーシですね。

赤四角は四角がまっすぐですけど、緑四角は傾いている。
ここだけ音の配置の関係がズレている。

ドレミファソラシを、4度で囲んでいくと、ここだけズレるんです。

ということで、やはり完全という名前は使えません。
だから、増と言ってみる…

もう少し見てみましょう。

先ほどは、5弦と4弦をつかいましたが、今回は5弦だけで見てみます。
ドーファ(完全4度)です。

半音(隣り合う音)に注目です。

半音の数は5個ですね。
これは、他の完全4度、レーソ、ミーラ…もすべてそうなります。

では、ファーシ(増4度)はどうでしょうか。

半音が6個ですね。

これは、半音の数が完全4度よりも1個多い。

ということで、

増4度は、完全4度よりも半音が1個分、多い。
つまり、「増」えている。
ということで、増4度です。

いかがでしょうか??

それでは、減5度の方も見てみましょう。

減5度

同じことをしてみましょう。

5度です。

完全5度は、ドーソ、レーラ、ミーシ、ファード、ソーレ、ラーミでした。
減5度は、シーファ。
5弦と4弦をつかって位置関係を見てみます。

上の指板の赤四角は完全5度をあらわしています。

すると、またも1つだけ位置関係が違うところ、緑四角がありますね。

ここが、減5度です。

ドレミファソラシを5度で囲むと、ここだけズレるんです。

ということで、完全は使えない。
なので、減と言ってみる…

では、もう少し細かく見てみます。

また、5弦だけで見てみましょう。
ドーソは完全5度で、半音の数は7個ですね。

これ以外の完全5度も全て同じに数になります。

では、減5度はどうでしょうか?

なんと半音の数6個です。
完全5度に比べ、1個少ないですね。

そう、もうお分かりかと思います。

減5度は、完全5度よりも半音が1個分、少ない。
つまり、「減」っている。
ということで、減5度です。


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まとめ

いかがでしたでしょうか??

今回のことをまとめてみますと…

ということになります。

これにて、ひとまず完全グループの話は終わりとなります。

おつかれさまでした^-^

つづきはこちら♪

音程がわからない人へ④「長・短グループ」

2018年5月15日

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ABOUTこの記事をかいた人

FightingDog

筆者:FightingDog 楽器:エレキ、アコースティック、ベース、DTM 過去:ギター講師(歴6年) 現在:YouTubeでギター動画をUPしております。2017年は、主に教則系の動画を沢山作っております。 近いうちにレッスン始めます。