ウサギとカメの話は有名ですよね。
ウサギとカメが訳あって競争する話で、ウサギが圧倒的に差をつけてカメを引き離すんだど、ゴール直前に居眠りする。
そこをカメに抜かされて、起きたときには時既に遅しで、カメがゴールするって話ですね。
で、この話って、一般的な表向きのメッセージの他にも、人によって様々な考察ができて、ぼくも他人の考察話を聞いたり、観たりするのが好きなんです。
また、自分をどちら側に置くかによっても、考えに違いが出てくると思うんですけども。
今日ふとある考えが浮かびました。
まず最初の設定として、
ウサギ→才能のあるもの
カメ→才能のないもの
ということにします。
才能が有る、無いと書いてますが、ここに優劣はないです。
ウサギは才能があるので、才能に任せて生きている。
本人にその自覚はないにしても、幼い頃から、なんでも人よりできてしまう自分がいる。
しかし、なぜ自分がそれをできるのかは、分かっていない。
なぜなら、それは才能のおかげだから。
カメは才能はないが、コツコツ頑張る力を持っている。
自分がうまくできないことを自覚しているので、どうしたら結果がでるのか?
幼い頃から、考えて生きてきた。
「頑張り方」を身につけ、知っている。
まぁ、こんな感じで勝手に設定します。
物語みても、そんな感じにうつるかなと。
で、このウサギさんですけども、そもそも、「なんでゴール前で寝るんよ」ってことですよね。
ここの考え方って人それぞれあると思うんですけど。
物語では、「あいつ(カメさん)まだ全然来ねぇし、まぁ一休みでもすっか!」みたいなノリだと思うのですけど。
カメに圧倒的な差をつけてるので、ウサギは油断したって感じ。
で、僕はこの場面に対して、次のように思いました。
これ油断して寝てるんじゃなくて、ゴール直前で止まってしまったという感じです。
もしかしたら、ゴールすることを恐れているのかもしれません。
なんでよって思うかもしれませんが。
ウサギは、頑張り方を知らない。
このレースが、例えばなんでもいいですが、創作だとします。
何かを作り始めて終わらせる、それをゴールって考えたときに、ウサギはゴールできないんです。
ウサギは幼い頃から、才能で生きてきた。
やれば、なんでもなんとなく人よりできてしまう。
器用とも言えるかもしれないけど。
なぜかは分からないが、できる自分がそこにいたし、周りも認めていた。
「なぜか分からないが人よりできた」ってところがウサギのかわいそうなところ。
故に、ウサギは努力の仕方だったり、頑張り方を知らない。
知らなくても、なんとなくやってこれたから。
一方、カメは頑張り方を知っている。
カメは、頑張り方を知っているので、最初結果が出なくても、行動し、考え、着実に進み、乗り越えることができる。
そんなふうに思ったんですね。
小さい頃はそれ(才能任せ)でよかったとしても、大人になると、一筋縄でいかないことが多いなと。
それだけではどうしようもないというか、足りないというか。
ソコで発生するのが、『いかに粘り強くやれるか?』ってことなのかなと。
ようは頑張れるか?ってことですね。
ウサギは、ちょっと粘ってやってみるってことが必要なんじゃないかなと思う訳です。
で、もしウサギがそれを身に付けることができたら、カメは絶対勝てないんですよね。
まぁ勝ち負けはあれとしても、ウサギが輝くのは想像に難くないですね。
で、今思いましたけど、ウサギの評価は他人ありきですが、カメは自分なんですよね。
まぁ、そんなこんなでした。
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