どうも、FightingDogです 🙂
今回はペンタトニックの第7回目をやりたいと思います!!
ペンタトニックの覚え方、最終回です!!
それでは、早速やっていきましょう^-^
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目次
まずはサラッとおさらい
第6回までで、ペンタトニックの全ポジションの覚え方をやりました。
すべてのポジションが出てきましたよね。
で、今回ポジションを覚えるにあたって、
『ペンタトニックのポジションにコードを紐づける』
という手法を用いました。
こんな感じですね。
例えば、右のAマイナー・ペンタ(おそらく誰もが最初に通る)を覚える時は、
Amコードを紐づける→ペンタの中にAmが含まれる、ことを意識して覚える。
こうやってきましたよね。
また、Aマイナー・ペンタの音列(ラ.ド.レ.ミ.ソ)は、
Cメジャー・ペンタの音列(ド.レ.ミ.ソ.ラ)と同じということで、
Aマイナー・ペンタ=Cメジャー・ペンタが成り立ちます。
ということで、
このように、Cコードも紐付けで使えることになりましたよね!!
ということで、
↑Aマイナー・ペンタは指板にこのように広がっていて、
↑このように5つのポジションに分けることができて…
↑さらに、Aマイナー・ペンタ=Cメジャー・ペンタを使って、コードの紐付けを行うと、このようになる。
5つのポジションのうち、
- 4つが紐付け可能
- 1つは自力
ということになりました。
ここまでが、第6回までの内容です。
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紐付けの本当の意味
で、なぜこのような紐付け作戦を行ったのか?というところを、
今回はやっていきます。
<紐付け作戦のメリット>
- 覚えやすくなる
- 違うキーに即座に対応可能
の2点でございます。
1.覚えやすくなる
これは、ここまでの内容でお話しした通り、
『身体と頭でポジションを覚えることができる』
ということで、普通にポジションをただ弾くよりも、身につくスピードと染み付きが変わってくると思います。
2.違うキーに即座に対応可能
コレでございます。
コレなんです。
『どんなキーにも即座に対応可能』になることです!!
今回のペンタトニックの覚え方で、僕が1番言いたかったことは、コレなのです!!
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ペンタトニックですぐアドリブ可能にする考え方
それでは、そのやり方を書いていきますね。
ここで問題!!ばばん!!
「Aマイナー・ペンタは、何のキーで使えますか?」
…いかがですか?
これはですね、すごく簡単です。
Aマイナー・ペンタなのでそのまま、Key=Amが正解です。
※拡大解釈して、他のキーでも使うことは可能なのですが、これは今無視します。
もう1つ!!
Aマイナー・ペンタと音列が同じであったペンタがありましたよね?
そう、この記事の最初に出てきました、Cメジャー・ペンタでございます。
これの導き出し方が、『人と小の関係』でした。
こちらは、第4回でやりましたね。
この誰もが通るであろう有名ポジションをつかった関係ですね。
[6弦を使って]人差し指がマイナーで、小指がメジャーの音となります。ラとドを英語に変換してみましょう。
ラ→A
ド→C
ですね!!
この方法を使えば、Cメジャー・ペンタはあっという間に導き出せますね!!
この関係については慣れてきたら、6弦だけ覚えておけばいいので…
このようにすると、すっきりしていいいですね。
では、ここで問題!!ばばん!!
「Cメジャー・ペンタは何のキーで使えますか?」
…いかがですか??
これは簡単です。
Cメジャー・ペンタなので、そのまま、
Key=Cで使うことができます!!
※拡大解釈して、他のキーでも使うことは可能なのですが、これは今無視します。
問題のまとめ
まとめてみましょう。
- Aマイナー・ペンタ→Key=Am
- Cメジャー・ペンタ→Key=C
このようになりますね。
ここから、
ペンタの名前=Key(キー)の名前
ということが分かります。
ということで、
- Aマイナー・ペンタ=Cメジャー・ペンタ
- キーAm=キーC
といえますね。
ちなみに、
「キーAm=キーCなの?」と思われた方へ。
何が同じかと言うと、使っているスケールの音列なのですが、分かりやすくイラストにしますと…
コードに注目してみてください。
同じですよね!!
なので、キーAm=キーCでございます。
ということで、
このイラストはペンタだけではなく、キーにも適用可能だということですね!!
Keyで適用すると、『人m=小M』ですね。
↑覚えておいてみてください、めちゃくちゃ使えますよ^-^
実践編
では実践編です。
こんなシチュエーションがあったとします。
あなたはバンドをやっています。
ボーカルがある練習の日にこんなことを言いました。
「新曲つくったよ、これにギターソロを入れてほしい!!」
あなたが受け取った楽譜には、Key=Dと書いてありました。
はい、これ、きました!!
こういうシチュエーションは結構あります。
バンドじゃなくても、友人とギターを弾いていたりすると、「なんかやろうぜ!!」から
こういった流れになっていきます。
で、Aマイナー・ペンタだけを覚えた人は、
「え??Key=D?…じゃあ、使えるペンタは…なんだっけ…?…えと、ポジションは…」
となる可能性が高いんですね。
混乱、困惑します。
たとえ、Dメジャー・ペンタが分かったとしても、今度はポジションが分からなかったり。
ですが、あなたはどうでしょう??
『コードと紐づけて』覚えてきましたよね!!
ここで、威力を発揮するんです!!
こんな時は焦らず、次のように考えます。
- Key=DだからDメジャー・ペンタだな
- 人と小指の関係を使ってみる
1.Key=DだからDメジャー・ペンタだな
Key=Dなので、Dメジャー・ペンタですね。
ということで、Dコードを押しちゃいましょう。
すると…
この2つがでてきますね。
今まで、紐付けでしっかり練習していれば…
これが一瞬で見えてきちゃうんですねぇ!!
あなたはたとえ、Dメジャー・ペンタを弾いたことがなくても、
弾けてしまうのです!!
さらに!!
2.人と小の関係を使ってみる
先ほどの人と小の関係を使ってみましょう。
今回は、Dメジャー・ペンタ(Key=D)なので…
今回は、小指の方が決まってきますね。
Dはレですから…
このようになります。
あとは、人差し指の音が何の音なのか?
分かればOKですね。
6弦7フレットなので、シですね。
シはBですから、『Bマイナー・ペンタ』が導き出されました!!
あなたは落ち着いて、Bmコードを探してください。
コードがわかった瞬間、あなたには…
このように見えてくるはずです!!
いかがでしょうか?
ボーカルに譜面をもらって、Key=Dとわかったその時から、
あなたには、4つのポジションが見えてくることになるんです。
ですから、
- 普段から紐づける
- 色々なキーでやってみる
これを訓練していれば、とっさのギターソロやアドリブは怖くないわけです。
もちろん、この後にペンタを使ったフレーズやリックなんかを覚える必要があるかもしれません。
しかし、1番大事で難しい第1段階を容易に越えることができる、それが紐付けなんですね。
ただ、紐付けをしっかりやっていても、ポジションが変われば景色が変わります。
すると、間違えたりする可能性も出てきます。
そこで、普段からキーを変えて訓練(練習)するわけですね。
気構えず、楽な気持ちでバンド練習風景を思い浮かべてやるといいかと思います。
ぼくは、ギター講師をしていたので、
ペンタに限らず、生徒さんとのさまざまなシチュエーションに備えて訓練してました笑
自力ポジションの存在
ペンタトニックは5ポジションです。
- Dメジャー・ペンタ2箇所
- Bマイナー・ペンタ2箇所
あと、自力ポジションがありました。
これも、訓練ですね。
何処と何処のポジションの間にありましたか??
6弦RのDと、5弦RのBmの間ですね。
このように実践しながら意識して、練習すると早く身につきます。
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オクターブについて
ちなみに、上のイラストの5弦RのBmは14フレットになってますよね。
少し前のイラストでは、5弦RのBmは2フレットでした。
これは、覚えておくといいのですが、+12フレットすると、オクターブ上のコードがあります。
ということで、2+12=14
14フレットにオクターブ上の5弦RのBmが出てきます。
当然、ペンタポジションも同じく連動します。
このように。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回でペンタトニックの覚え方については終わりです。
ぼくも最初の頃、ペンタトニックを覚えても、
キーが変わると中々すぐに対応することができませんでした。
しかし、このように紐付けで覚えれば、たとえ、
「Key=E♭で!」だったり、「Key=Fmで!」と言われてもすぐに対応できますね。
焦らず、6弦Rと5弦Rのコードを探して、さらには人と小の関係を使う。
そして自力ポジション。
このようにすれば、ペンタのポジションはきっと見えてきます。
この動画は、本当はテスト→「ペンタをどのキーでも弾けますか?」
という趣旨で撮った動画ですが、今回の話もしています。
よろしければ合わせてどうぞ^-^
ここまで、お付き合いいただき、ありがとうございました。
FightingDogでした 🙂
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