上達すればするほど自信がなくなる話
ぼくのギターを聴いて泣いてくれた人がいるので、自分のギターに自信を持つことにします。
自分が成長してうまくなればなるほど、自信がなくなっていくことがあるなと感じました。
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(普通は、「上達するほど自信がついていくんじゃないの?」と思われるかもですが、
今回の話はそれとは反対ですね。)
それはなぜかというと、自分へのジャッジが厳しくなるからです。
成長すればするほど、気づくことが増えていくので、
自分の立ち位置が、明確に判断できてくるということです。
ぼくは、ギターを始めて数年間は、自分がものすごくうまいと思っていました。
「おれが一番うまい」と自信満々でした。
本当に純粋にそう思ってました。
そういう、勘違いはある時期に必要かと思います。
いや、やればやるほど勘違いした方がいいと思ったりもするのですが、それは今は置いておいて。
で、なぜ「自分はうまい!」って素直に感じられたかと言いますと、単純にジャッジが甘々だからです。
何も知らない、分かってないからですね。
例えば、あるフレーズがあります。
今はそれを弾くとしても、「どのように弾くのか?」という項目がバーっと出てきます。
タイミングやトーン、ピッチだったりと、自分の中に細かいジャッジが出てくるんですね。
それらのすべてに満点をとることは、中々に難しい。
すると、「微妙だぜ…」と自信がなくなるんですね。
やり始めの頃ですと、「フレーズが弾けたぞ!!」で終了です。
そこで満足なんです。
何かがおざなりになっていることに、全く気づかない笑
だから、自分だけの世界では、とても幸せだったりする。
気持ち的には、「弾けた!!」だけ残るので、自信はどんどんついていくことになります。
「オレすごいぜ!!」って。
それがよかったりもするのですが。
ギターを弾いていると、「あれれ、確かこれ前できてたよな?!」って落ち込むのですが、
今の自分が過去の自分のギターを見てどう思うかな?て考えるんです。
できてたのかもしれないが、音に全く気を配ってなかったかもしれない。
今は、音に重きを置いている。
すると、採用できないことが出てくる。
無視できないことが出てくる。
となると、以前はあれだけ楽勝にやれてたことが、
モノによっては、振り出しに戻ったりする。
加えて、昔は自分以外のギタリストをあまり見る機会もなかったけど、
今や一瞬で世界中のギタリストにアクセスできてしまうので、見ることによっての何かもある。
やればやるほど自信がなくなっていく機会は多いなと。
ですけども、「うまくなったからこそ感じるもの」とも思うのです。
そう、うまくなったから「こそ」なんですよね。
だから、冷静に自分を見ることも必要で、
この冷静というのは、良いところをみるということ。
「おれのここがうまい!!」って笑
そう俯瞰することも大事なんですよね。
この前、数年前の自分のギターを聴いて、「こいつうめぇじゃん」って思いました。
「おれ下手やな…」って思うのが良しならば、
「おれ上手いな!」って思うのも、また良しなんですね。
ぼくより、弾ける人は沢山いる…しかし、弾けない人もまた沢山いるということ。
こう書くと、なんかヤラシイく感じますが、事実としての話ですね。
見下すとか、そういうことではないんです。
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自信ってとても大事だと思います。
0になってしまったら、本当に何もできないですから。
なさ過ぎてもいけない。
あまり弾けなくても、本当に楽しそうに自信満々に弾く人がいる一方で、
十分弾けるのに、自信なさげな人がいるっていうのは、そういうことなのかもしれません。
人前で弾くって時は、めちゃくちゃ弾ける人モードでいかねばです笑
見ている人は、自信があろうが、なかろうが知ったこっちゃないですし、
自信なさげの表情で弾かれても、つまらないよなと。
そこは、世界で一番うまいと思っていた頃のように、
自信満々にギターを弾けばいいかなと笑
自信がある人には、勢いがプラスされて、これは上手いより大きなことだったりする。
過去のぼくは、今のぼくを目の前にしても、めちゃくちゃ自信満々に弾いてくるでしょう笑
そいつを圧倒的に、ぶっ倒さなければいけません笑
それには、やっぱり嘘でもいいので、自信が必要かなと思うのです。
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