ギターなんて



スポンサーリンク

はっきり言って、ギターなんて中学生の頃とかの方が、圧倒的に楽しかった。
自分がめちゃくちゃうまいと思ってたし、なんなら天才と思っていたし、少し練習したらすぐできるようになって(とか言ってるけど、他人の50倍は弾いていたと思う)、とにかく興奮のうずの真ん中に自分がいて、暑い部屋の中で汗かきながらアコギかき鳴らしてそれがすごく楽しかった。やがて、うまくなってきて、興奮の渦よりは少し外側に立って、音が随所随所出てないなとか、ここのタイミングがとか、自分のギターの粗さとか、できてないところとかそういう細かいところに気付いていって、下手よりはうまいがいいなんて思い始めて、だんだん夢から覚めて行って。
気づけば、うまくもなるけど、それによって失われていくものもまた多い。
どちらがいいのかは知らん。
ただ、究極的に楽しかったあの日々を思い出せば、今は間違っているのかもしれない。
あの頃はギターしかなかった。
部活で何時間も体を動かした後に、それでもギターを弾きたい!!ってなって、家に帰って鳴らしたあの嬉しさはなんて表現したらいい?
音聞いてるだけで最高で、ベッドに寝ながら、ギターの丸みにうっとりして、眠るのが嫌になってギターまた弾いて、翌日眠くて、だけどやっぱり楽しくて。
一人で弾くギターも友人と弾くギターもどっちも楽しくて。
毎日毎日毎日毎日、ギター三昧で明け暮れて。
盲腸で入院した時には、迷惑だけどギター病院に持ち込んで弾いて、旅行にいけばギター持ち込んで弾いて、どこいくにも下手になるから!と持ち込んで、楽しかったな。
あれは最強なんだよ。
誰にも、止められない。
誰がなんと言おう、止められないんだよ。今は細かいところに嫌でも気づくよな。
だけど、時には無視しろよ。
全てを無視して、お前とギターだけになれ。2人で会話しろ。
楽しめじゃない。
勝手に楽しくなてるのが正解だ。
そうやろ。

スポンサーリンク







ABOUTこの記事をかいた人

FightingDog

筆者:FightingDog 楽器:エレキ、アコースティック、ベース、DTM 過去:ギター講師(歴6年) 現在:YouTubeでギター動画をUPしております。2017年は、主に教則系の動画を沢山作っております。 近いうちにレッスン始めます。