つづくものと自分



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考えてみると、僕は人に見せずに自分だけの世界、ペースでコソコソやるものについては、長く続いているような気がする。
反対に、続かないものには、他人が関わっている。
つまり、自分のやったことに関して、人の反応があるものに関しては、辞めてしまうことが多い。
反応があると言うことは基本的には嬉しいこと。
否定的なことに関しては苦しいが…
しかし、嬉しい反応についても、また嬉しいだけではない。
圧になるのだなということを、ここ何年間で知った。
僕は、「あなたのここがいいね」と言われると、それに応えようとしてしまう。
いや、そう言っていただく分には、大変嬉しい。
それはそう。
この言葉は何も悪くない。
これは、こちら側の問題。
「僕はあなたのここがいいね」と言っていただくと、自分のその像を壊していけないと考え始める。
自分の周り1センチのところに急に壁が構築され始める。
最初は好きで自分のペースでやってきたものが、すこしずつ変わってくる。
勝手に自分で、「ああしなきゃいけない」「こうしなきゃいけない」となってしまう。
たとえば、このブログの文書。
ここ最近は、ぼくのギター系以外の文章など、誰も読んでいないということにして、好きに書いている。
(事実、アナリティクスを見てみると、そうである笑)
だから、一応続いている。
自分の世界で好きに書いているので。
これが、読んでくださっている方がいるから、「読みやすいように」「ポイントを押さえて」「PVを気にして〜」とか、考え始めると辞めたくなってくる。
途端に負担になってくる。(お、なんだかリズムがいい言葉)
そう、『自分が好きなことを始めるとき、見えない誰かを前提としてない』のだ。
適当にスケッチブックに絵を楽しく描いてるとして、それを誰かに見せるとなれば、急に別の世界に突入してしまう。
「うまく思われたい」とか他人の評価ってものを気にするようになってくるんだな。
すると、やっぱりそれは負担になって、「やめよう…」となってしまうんだなと。
ええかっこしぃなんだなと。
このブログの文章だって最終、そもそも自分のノートに書いてりゃいいわけで。
「わざわざここに書く必要なんかないよね」となってくる。
ただ、人のことを考えなければ、自分のブログだし、気持ちを書きたいなって思ったりもする。
これが素直な心なんだな。
そうこれが素直。
うん、そうだわ。
だけど、たとえば、「あなたのブログ読んでるよ」と言っていただくと、それが近い存在の人だとしても、少し僕の中では変化してくるということだな。
急に、「こんな文章書いてる俺はなんて思われてるんだろう…」なんて考え始める。
そう、シンプルにまとめると、僕は人の評価を非常に気にする男だということ。
ただ、期待に答えたい、でもハードルが高くなって、できないってのもある。
もともと、僕は自分の軸がない。
これだという信念もない。
幼い頃から少し器用だった。
それだけだった。
あ!!
はい、ここ。
僕は今、書き直した。
どこを?
「幼い頃から器用だった」と書いたのだ、最初。
だけど、先回りして考えた。
結果、「少し」を付け加えた。
そう、先回り。
心配性の方ならわかると思う。
「先回り」というセンサーが発動しませんか?
これが良くも悪くもだ。
僕は、この先回りに助けられ、身動きがとれなくなる。
思い出せば、まったく動画の反応がなかった頃、一本の動画がボン!といったことがあった。
普段、コメントなんて1つこれば、万々歳だったが、その動画には沢山ついた。
しかし、大半がマイナスな意見だった。
そういうものが、後々になって先回り発生の原因になる。
純粋に好きにやっていたものに、「あ、これ、このまま世に出せばきっとこう言われるぞ」「また、あんな事言われたらキツイな」っていうものが入ってくる。
先回りセンサーがビンビン動きだす。
すると、本題とは関係のないところで、エネルギーを使い、使い果たし、「もうやーめた」ってなっちゃう。
うん、そうだね。
そういうことが多いね。
そう、これを言ったら(書いたら)相手はどう思うのかな?ってのは、すごく気にしますね。
それは、ここに書いてきたように、自分の評価的なことだったり、相手を傷つけたくない?みたいにも思う。
いくら配慮しても、ぼくの何かの言葉が、そうなってしまうかもしれないけど。
そう、これだって考えはじめれば、もう何も書けないよね?
なんか、そういうことだ。
変なしめ方をしたけど笑
そういうこと。
これ自分だけの世界で、まるでスマホのメモ機能に書くように書いてるから、こんな文章になる。
これが、誰かに配慮し始めたら、全く変わるし、僕はきっと公開しない。
僕の初期の頃のスローガンはこう。
「自分が好きにやってることを誰かが好きと言ってくれたら、ええよね」
変化はやはりこわったりするけど。
少しずつ、そっち側にまた移行できたらなと。
今は考えている。

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ABOUTこの記事をかいた人

FightingDog

筆者:FightingDog 楽器:エレキ、アコースティック、ベース、DTM 過去:ギター講師(歴6年) 現在:YouTubeでギター動画をUPしております。2017年は、主に教則系の動画を沢山作っております。 近いうちにレッスン始めます。