目の前の利に飛びつかない
誰だって目の前にホットケーキを出されたら食べたくなってしまう。
お、おいしそう…
(まぁ、みんながみんなホットケーキを好きかは分かりませんが…笑)
練習していると、同じような状況に出くわすことがある。
ぼくは、昔からテクニカルギターが好きだ。
今までの自分より速く弾きたいという気持ちは、いつもどこかに持っている。
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ずっと、ある一つのことに基づいて練習してきていたのに、
ふとやり方を変えてみたら、すごく速く弾けてしまったということがあったりする。
そんな時、今までこだわってやってきたことを捨てて乗り変えようとしてしまう。
こういう時は大体、当初の自分の思いや考えを忘れ、
ただ目の前の利益に飛びつこうとしている瞬間である。
ぼくは、速さを求めて、その練習をしてきたわけじゃないのに。
そして、利益を求めた方を取ると、大体うまくいかなかったりする。
結局どっちつかずになり、実力に結びつかない。
そして、そういう考え方でいる以上、また美味しいものが出てきたら飛びつくことになるのだ。
じっくりじっくりやってきたことは、しっかりちゃんと身につく。
そして、反対はとても脆く、思い入れもない分、捨てるのも早い。
- 自分が当初、どういった気持ちでそれを始めたか?
- どういう考えを大切にしていたのか?
長く練習を続けていると忘れそうになるし、
そういう時に限って誘惑されたりする。
思い出さなければいけない。
目の前ではなく、もっと遠いところに自分が求めていたモノがあることに。